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　下痢は、多くの場合は暴飲暴食や冷え、食あたりなどが原因で起こりますが、ときには消化器系の慢性の病気や伝染病の症状としてもみられます。考えられる病気として、過敏性 腸 症候群、食物アレルギー、赤痢などがあります。



　過敏性腸症候群は、主として大腸の機能に異常が起こった状態で、潰瘍などがないにもかかわらず、腹痛がして下痢や便秘になる病気です。以前は過敏性大腸症候群と呼ばれていましたが、小腸の運動異常も加わることから、過敏性腸症候群といわれるようになりました。

　過敏性腸症候群の症状としては、腹痛・便通異常が主症状です。便通異常により、便秘型、下痢型、便秘・下痢交替型に分けられます。

　また、治療は内服を中心とした内科的治療です。内科治療で充分な効果が見られないときは精神科・心療内科などを受診します。

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